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まだまだ低い乳がん検診の受診率。30歳を過ぎたら一度は受診を!

  • 2019/11/28 UP!

乳がん検診を受けましょう

まだまだ低い乳がん検診の受診率。30歳を過ぎたら一度は受診を!

 乳がんは年々増加し、日本人女性が最も多くかかるがんとなり、今や11人に1人が乳がんになるといわれています。
 乳がんは30代からかかる人が増え始めて40代後半と60代前半に特に増加。60~70代前半が最もかかりやすい年代となっています。子育てや仕事など、家庭や職場で大きな役割を担っている比較的若い世代に発症することが大きな社会問題になる要因となっています。
 日本の乳がん検診の受診率は20~30%と、欧米諸外国の70~80%と比較して低く、死亡率増加の一因となっています。
 乳がん検診の方法は、マンモグラフィー(レントゲン)が基本ですが、最近では超音波検査(エコー)の乳がん検診における有効性が認められ、マンモグラフィーと併用することでより精度の高い検診が期待できます。すなわちマンモグラフィーではわからずエコーでのみ発見される乳がんが存在するからです。
 札幌市の乳がん検診も、40代の方はマンモグラフィー検診に加えて、希望される方にはエコー検査を受けることが可能になりました。医療機器や診断技術の進歩もあり、検診の精度は良くなっており、症状の全くない検診発見乳がん=早期乳がんも増えています。 30歳を過ぎたら、一度は乳がん検診を受けてください。特に家族に乳がん患者がいる、出産や授乳の経験がない、閉経後の肥満、ホルモン補充療法を行っている、など乳がんにかかりやすい人は注意が必要です。
 乳がん死減少に向けた乳がん検診受診率向上のため、厚生労働省は検診の無料クーポン券を配布しています。今年も対象(40歳)の方に無料クーポン券が配布されています。しかしこの無料クーポンを利用した検診受診率でさえ30%とまだまだ低いのが現状です。無料クーポンが送られてきた方は、この機会を無駄にしないようにして下さい。
 また、乳がんで最も多い症状はしこりです。しこりは自分で気づく、見つけることが可能です。セルフチェック、自己検診も乳がんの発見には有効です。そして、しこりなど異常を自覚されたら早めに乳腺専門医を受診してください。

今回のドクター

先生

札幌駅前しきしま乳腺外科クリニック 院長
敷島裕之 先生
北海道大学医学部卒業。KKR札幌医療センター斗南病院外科、NTT東日本札幌病院外科などを経て2011年、札幌駅前しきしま乳腺外科クリニック開院。日本乳癌学会乳腺専門医

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