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  • 2018/06/21 UP!

2018夏号 特集
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上質なカップ&ソーサー
でリュクスな時間
日常の中の小さな非日常。自分にかえるティータイムは、時にはちょっと特別な一客で味わってみませんか。

日本の陶磁器も影響?
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撮影協力/ホシヤマ珈琲店 アエル店
今、西洋食器で主に使われている美しい白磁がヨーロッパで誕生したのは、今から約300年前。その製法や絵柄には、中国の磁器やシノワズリ、日本の伊万里焼、有田焼が影響していると伝わっています。

ドイツのマイセンから始まり、王室や貴族から絶大な支持を集めた白磁の文化はその後、ヨーロッパ全土へと広がっていきました。世界中にファンを持つブランドのカップ&ソーサーは、見た目の美はもちろん、持ちやすさや口当たりのよさといった実用的な美も備わっています。それは普遍的な美。
各国で生まれたブランドのストーリーをたどれば、それぞれの地でどのようにティータイムが親しまれてきたかも見えてくるようです。

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知っておきたいカップ&ソーサー物語
繊細で華やかなヨーロッパのカップ&ソーサー。それぞれのブランドが放つ芸術的な美しさは、多くのファンの心をつかんで離しません。西洋食器を代表する5ブランドの流行に左右されることのない魅力とは。
取材協力/藤崎 特選・リビング部 食器担当 村上志織さん
  • maisen
    germany
    1709年誕生
    「マイセン」
    選ばれし者だけが描く緻密な絵柄
    深さのあるソーサーが特長
    ヨーロッパで初めて白磁を生んだ、西洋白磁の頂点と称されるブランド。「マイセン」の絵付師になるには、まず国立のマイセン養成学校で学び、優秀な成績を収めた生徒だけが”絵付師の卵”としてスタート。その後、修行を積んではじめて絵付師になれるとか。選ばれし者だけが手描きで表現するその絵柄は、緻密で繊細。絵画のような美しさは、世界中のコレクターをとりこにしています。
    深さのあるタイプのソーサーが多く、その容積がカップと同じという特長も。熱い飲み物をソーサーに移して冷ますため、カップが壊れてしまってもソーサーを器として使えるようになど、そのゆえんは諸説あり。〈ホワイトローズ〉7万5600円
  • ginori
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    1735年誕生
    「リチャードジノリ」
    自由と開放を象徴したデザイン
    造形美が見る者を楽しませる
    フィレンツェに創設した磁器窯から歴史が始まった「リチャードジノリ」。イタリアの自由と開放を象徴し、流れるような曲線と自然をモチーフとし、美を追求して作られています。
    今なお愛され続けている永遠の定番が「ベッキオジノリホワイト」。ベッキオとは、イタリア語で「古い」を意味する形容詞。その名の通りリチャードジノリ最古のシリーズの一つで、カジュアルにもフォーマルにも、シーンを問わず使える点が魅力。バロック様式の格調高いレリーフや装飾性のあるカップの持ち手など、その造形美が見る者を楽しませてくれます。〈ベッキオジノリホワイト〉5400円
  • wedgewood
    uk
    1759年誕生
    「ウェッジウッド」
    ファインボーンチャイナで
    生み出した透明感のある白が美しい
    イギリス陶工の父と呼ばれたジョサイア・ウェッジウッドが創設したブランド。当時、非常に高価だった磁器を貴族以外の人でも使えるようにと尽力した人物です。原料の一部に牛骨灰を用いた製法「ファインボーンチャイナ」による、「ウェッジウッド」の透明感のある美しい白は、飲み物や食材の色合いを際立たせてくれます。
    写真の「ルネッサンスゴールド」は、クラシカルなカメオをモチーフにしたオーバル(楕円)が連続したデザイン。シックなブルーと華やかなゴールドのカラーコンビネーションでモダンな雰囲気も併せ持ち、性別問わず使えそうです。〈ルネッサンスゴールド〉8640円
  • royal
    denmark
    1775年誕生
    「ロイヤルコペンハーゲン」
    一つ一つ異なる色の濃淡や絵柄
    手作業の温かみを感じる仕上がり
    陶磁器を製造する王室御用達の製陶所としてコペンハーゲンに誕生。デンマーク王室の保護を受けたため、ロイヤルの称号が残っています。「ロイヤルコペンハーゲン」といえば、”至高のブルー”と呼ばれるコバルトブルーのボタニカル文様が代名詞で、日本の有田焼の影響を受けたと伝わっているとか。職人がすべて手描きで表現するため、色の濃淡、絵柄の大小などが一つ一つ異なり、ハンドメイドの温かみが伝わってきます。
    写真の「ハーフレース」のほか、ゴージャス感のある「フルレース」、レース部分だけを描いた「プリンセス」など、ベースの文様から派生したシリーズも人気です。〈ハーフレース〉2万1600円
  • helend
    hungry
    1826年誕生
    「ヘレンド」
    多くの王侯貴族を魅了
    美しさと実用性を備える器
    ハンガリーのヘレンド村発祥の「ヘレンド」は、当時栄華を誇った貴族・ハプスブルグ家の保護を受けて発展。産業革命の真っ只中に誕生し、厳しいマスター制度を追求。匠の技で手作業で生み出される器は、皇妃エリザベートをはじめ多くの王侯貴族に愛されたそうです。多文化が入り混じる土地柄ゆえに、多種多様な柄が存在。最高級ながら、使い勝手の良い実用的な形も大きな魅力です。
    「バイオレット」は、皇妃エリザベートが愛した”すみれ”の花がモチーフ。ハンガリーで戴冠式が執り行われ、王妃となった150年目を記念して製作された新作です。〈バイオレット〉2万7000円

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