理研食品本社工場に潜入!「ふえるわかめちゃん®」ができるまで

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見慣れない大きな機械、正確な動き、次第にカタチになっていく製品。工場内の一連の動きって、つい夢中で見てしまいますよね。

リビング仙台ツアーの中でも人気の一つが、工場見学。というわけで、興味津々の工場内をレポートする新シリーズ「工場見学れぽ」の始まりです!

 

理研食品「ふえるわかめちゃん」を訪ねて

理研食品本社工場

1回目の今回、リビング仙台ツアーに同行しておじゃましてきたのは、多賀城市にある理研食品の本社工場。

ふえるわかめちゃん

あの「ふえるわかめちゃん」は、ここから全国へ送られているんです。

 

わかめのこと、どのくらい知ってる?

工場見学のはじまりは、わかめについてのお勉強。

わかめといえば、私たちの食生活にとーっても馴染みのある食材。
さてさて、みなさんはどのくらいわかめのこと、知っていますか?

【わかめクイズ】 ○か×かで答えてね。
 
1)海にいるときのわかめの色は茶色である。
2)わかめは胞子をつくって増える胞子体である。
3)茎の下にはひだひだの「めかぶ」があり、ここから胞子が放出される。
4)わかめの「ヌルヌル」は、アルギン酸という食物繊維である。
5)わかめは生長すると2~3mにもなる。
6)わかめは1年で枯れてしまう。
7)日本でのわかめの二大産地は、三陸と鳴門である。

 
わかめ模型

はい、全部○。

いつも食べているところは、先端の「先枯れ」とわかめの生長点である「元葉」の間の葉状の部分。流通している約95%は養殖されたものですが、種付けを漁師さんたちが行い、育つ環境は天然のものとほとんど変わらないそう。

「ふえるわかめちゃん」はパッケージにあるとおり三陸産。三陸のわかめは潮の流れが速いところで育つため、肉厚で、葉の切れ込みが深いという特徴があります。

動画視聴

ひととおりわかめの知識を頭に入れたところで、

わかめ資料

見学スタート!

 

国際宇宙ステーションへも行った乾燥カットわかめ

工場見学

理研食品による世界初の乾燥カットわかめ「ふえるわかめ®花ざいく®」が業務用として誕生したのは今から43年前の1975年。翌1976年には、家庭用の「ふえるわかめちゃん」が登場しました。

それまでの主流は塩蔵わかめや素干しわかめ。調理に手間がかかり、メニューも限られていました。

そんなわかめ市場において、「手間なし」「無駄なし」「品質よし」の乾燥カットわかめは画期的だったのですが・・

当初は新しすぎて、一般家庭にはなかなか広まらなかったそう。そこでお蕎麦屋さんやラーメン屋さんなど、業務用の市場を開拓。カップ麺に使われるようになって、一気にヒット商品に駆け上がり、今や毎日の食卓に欠かせないくらいの商品になっていることはご存じのとおり。

ちなみにこの本社工場でつくった乾燥カットわかめは、宇宙飛行士と共に国際宇宙ステーションにも行っているのだとか。青い地球を眺めながら味わうわかめスープは、さぞおいしかったことでしょう。

 

知恵と汗の結晶がここに

収穫されたわかめは、湯通し塩蔵わかめに加工された状態でこの本社工場にやってきます。

シンプルに考えれば、「洗浄→カット→乾燥」の3工程でできあがり~
のはず・・・。

ところが・・・

なにせわかめの家は自然の海。海に漂ういろんなものが一緒にくっついてきちゃう。いかにそのいろんな異物をキレイに丁寧にとりのぞくか、乾燥カットわかめ専用機械の研究・開発は、まさに異物との戦いでした。

その知恵と汗の結晶が、

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余分な塩や異物を取り除く回転ふるい胴(上写真)や
滝壺で洗うようにして、砂などの汚れを落とす洗浄機械など。
洗濯機と同じ要領でわかめをキレイにする洗浄機械もあります。

このあと脱塩→乾燥→異物選別→小分け包装へ。

 
包装までに11もの異物選別工程が組み込まれ、さらに包装後も、機械の万が一も見逃さない金属検出などのチェックが組み込まれ、箱詰めされるまで約600mという道のりを旅するわかめちゃん。

「スーパーに並んでいるものをただ買うのと、製造工程を知って買うのとでは、商品に対する見方が違いますよね。こんなにも安全性に配慮していることもわかり、より安心感が増しました。子どもたちは海藻類が大好きなので、食卓にわかめが登場する回数が増えそうです」(ツアー参加者)

 

シャキシャキの「冷凍 丸採りわかめ」がうまい!

冷凍丸採りわかめ

工場見学後、岩手県の大船渡工場でつくられている「冷凍海藻 三陸産丸採りわかめ」を試食させてもらいました。上のわかめの写真は、その冷凍状態を戻した姿。机いっぱいに広がる大きさは、ぎょっとするほど(笑)。

芳賀さん

「丸採りわかめは、三陸産わかめを収穫後すぐ湯通しし、急速凍結した冷凍海藻です。一般的な凍結方法では細胞組織が壊れてしまいますが、細胞組織を壊さない凍結を実現しました。2~4月の収穫時期・収穫地でしか味わえなかった採れたての味と食感が、年中楽しめますよ」とは、この日、わかめのことをいろいろ教えてくれた理研食品の芳賀順さん(わかめ学習認定講師)。

 

試食は、丸採りわかめ、剣山で裂いた茎わかめ、

試食用わかめ

千切りめかぶ、すりおろし風めかぶの4種類。

試食用めかぶ

気持ちいーい歯ごたえ!とろとろのやさしさ!うんまいっ!

「シャキシャキ」という音とともに、「いくらでも食べられそう!」とのツアー参加者の声も聞こえてきます。全部ご飯の上にのせた丼もおいしそ~。
想像しただけで、じゅるっ。

「冷凍海藻シリーズ」は、この春から家庭向けにも販売開始。理研ビタミンの通信販売「三陸普代産 幼葉わかめ」「三陸産 釜揚げわかめ 茎付き」「剣山くきわかめ三陸産」を購入することができます。

 

おみやげとときめきと

おみやげ

たくさんいただいたお土産。

古代米コラボ商品

多賀城の古代米とコラボした「古代米おこげのわかめスープ」と「古代米リゾット風わかめスープ」(いずれも多賀城エリア限定販売)も☆

 

駆け足でしたが、多くのたゆまぬ努力と進化するサイエンスの力に私たちのわかめの食は支えられているとあらためて感じた工場見学。海のときめき、産地のときめき、おいしさのときめきに触れ、ますます「ふえるわかめちゃん」のファンになりました。

 

DATA
理研食品本社工場
■1964年7月操業開始
所/多賀城市宮内2-5-60
TEL 022-365-6446(代表)
Webサイト http://www.rikenfood.co.jp

 
 

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