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大雨時の避難情報が分かりやすく変わる!水害から身を守るには

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仙台では梅雨入り間近。これから雨の多い季節を迎えますが、「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」をはじめ、大雨による被害が各地で後を絶ちません。命を守るために水害への備えや心構えについて、あらためて考えてみましょう。

 
 

 

一度雨が降ると大雨になる可能性大

「近年は地球温暖化の影響もあり、極端な雨になることが増加している状況にあります」

そう話すのは、仙台管区気象台 気象防災部 気象防災情報調整官の岩井弘樹さん。全国的に年間の雨の降る日数は減少傾向にある一方で、大雨の頻度は増加傾向なのだそう。

「一度雨が降ると、大雨になる可能性が高くなっていると言えます」
 

梅雨~秋はいつでも備えが必要

仙台で特に降水量が多いのは、6月下旬~7月中旬の梅雨の期間と、前線が停滞したり、台風が接近したりすることが多い9月中旬~下旬とのこと。

この2つの期間に挟まれた8月も積乱雲が発達して雨が降ることが多くなるため、「梅雨から秋にかけては、いつでも大雨に対する備えが必要です」と岩井さん。

まさにこれから、そのシーズンを迎えます。
 

大雨時の避難情報が変わる

まずは天気予報をはじめ、普段から気象情報に敏感になることが大切。そしてぜひ知っておきたいのが、気象庁や市町村から出される大雨に関する「防災気象情報」や「避難情報」。今年の出水期(川が増水しやすい時期)から、5段階の警戒レベルで発信されることになりました。

西日本各地に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」では、さまざまな防災情報が発信されましたが、わかりにくく、多くの住民が活用できなかったという事実がありました。そのことを踏まえて、内閣府では「避難勧告等に関するガイドライン」を改定し、住民がとるべき行動を『直感的』に理解できるよう、5段階の警戒レベルで明確に表現することになったのです。

天気予報で大雨になりそうだとわかったら、テレビのデータ放送(dボタン)やラジオ、スマートフォンやパソコンなどで、警戒レベルの情報などを積極的に入手したいものです。
 
keikailevel大雨時の避難情報がこのように変更されます
 

警戒レベル4で全員避難

特に心に留めておいてほしいのは、『警戒レベル4で全員避難する』ということ。警戒レベル5はすでに災害が発生している状況なので、レベル5になるまで決して待たずに、レベル4になったら速やかに避難してください」(岩井さん)

河川氾濫による伝達文のイメージ(緊急速報メール)
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河川氾濫の危険性が高まり、警戒レベル4になった場合、仙台市から上記のような文例の「緊急速報メール」が届きます

「気象情報で警報が出たら、どの地域で災害の危険度が高まっているのか、気象庁のホームページの『危険度分布』で確認を。その情報を参考に、自主的に避難を考えてください」(岩井さん)

「危険度分布」を見るには、気象庁ホームページから「危険度分布」のバナーをクリック。「土砂災害」「浸水害」「洪水」をそれぞれ選択してください。

 

最新のハザードマップをチェック

自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化した「ハザードマップ」。

仙台市の洪水・土砂災害ハザードマップは、毎年9月に各家庭に配布される「仙台防災タウンページ」に掲載。「仙台防災タウンページ」は、仙台市役所本庁舎1階の市政情報センターや各区役所・総合支所で配布しています。

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「仙台防災タウンページ」以外では、仙台市のホームページでも確認できます。

仙台市の洪水・土砂災害ハザードマップの見方について、仙台市危機管理室 減災推進課の髙橋宗弘さんに話を聞きました。

「まずは最新のハザードマップで確かめることが基本。マップでは水害の恐れのある区域を青系の色、土砂災害の恐れがある区域を黄色・赤系の色で示しています。色が付いているエリア付近の方は、指定避難所も記載されているので、いざという場合はどこに避難すればいいのか、確認しておいてください」

bosai-townpage_2仙台市の洪水・土砂災害ハザードマップの一例/泉区(2)

さらに、(1)想定される浸水の深さが3m(家屋の2階床面の高さ)以上、(2)大雨の際に、一般的な木造住宅を押し流すほどの氾濫流や河岸浸食が発生する恐れがある区域を、「早期の立退き避難が必要な区域」に設定し、赤い斑点で示しています。

 

詳細を見るなら「せんだいくらしのマップ」

また、「せんだいくらしのマップ」というサイトがあり、ホームページ上で最大2500分の1まで地図の拡大が可能。トップページから「防災」のコーナーをクリックします。

「各地域の状況を細かくチェックできるので、ハザードマップでの境界線上に住んでいる方などは、特に閲覧をおすすめします」(髙橋さん)
 
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せんだいくらしのマップ
https://www2.wagmap.jp/sendaicity/Portal

 
それから気を付けたいのが、大きな河川だけではなく、中小河川にも洪水のリスクがあるということ。中小河川は上流域で降った雨が集まるまでの時間が短く、短時間で急激な水位上昇が起こりやすいからです。

そして、いよいよ避難が必要になった場合は、(1)危険な区域外の指定避難所などへ避難を。区域外への移動が難しい場合は、(2)指定避難所や丈夫な建物の2階以上へ。屋外に出ることも危険な場合は、(3)建物内の2階以上へ、土砂災害の危険性があるときは、崖の反対側へ避難を。

『警戒レベル4』になった際はもちろん、状況が切迫せず、外が明るいうちにできるだけ早く避難することが何よりも大切。自分や家族の命を守るために率先して避難を開始するなど、自主的に行動を起こしましょう。

 

覚えておきたい豆知識

1時間の雨の降り方の危険度

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天気予報などで「1時間に約何ミリの雨が降る」と聞いても、どのくらいの雨量なのか想像がつかない人も多いのでは。

例えば、1時間の雨量が30ミリ以上の場合、バケツをひっくり返したように降り、傘を差しても濡れてしまうほど。道路が川のようになる状態です。

50ミリ以上80ミリ未満の場合、予報用語では「非常に激しい雨」と表現し、傘が全く役に立たず、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるために車の運転は危険。

1時間の雨量が50ミリ以上と聞いたら、要注意です!
 
雨が降りやんだ後も注意

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雨がやんでも注意が必要な場合があることを知っていますか? 大雨だけではなく、それほど強くない雨でも数時間から数日間降り続いた場合は、土壌に含まれる水の量が増え、地盤がゆるんで崩れやすくなったりします。

「崖や斜面からの湧水」「小石がパラパラと落ちてくる」「土臭いにおいがする」などの現象が少しでも見られたら、その場から離れて速やかに安全な場所に避難を! 119番通報も忘れずに。

 
 

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