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【向井 理インタビュー】ハードな場にこそ自ら飛び込みたい

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俳優
向井 理さん

 

「“役者が傷つく”舞台ほど面白い」

「オファーを受けてから毎回後悔しています(笑)。何があっても演じ続けないといけないのは簡単なことではないので」

自身にとっての“修行”と話す舞台に、2年振りの出演を果たす向井理さん。かねてからファンだったという脚本家/演出家・赤堀雅秋さんの新作「美しく青く」では、生活のため黙々と働く凡庸な青年を演じる。

「赤堀さんは“何でもない話にしたい”と。何でもなく日々を生きるのは悪いことではなく、実はすごく難しいことではないかと思っています。タイトルの『美しく青く』はおそらく空のことですが、死ぬほどつらい状況でも、のうのうと生きていても空はある意味平等で、同じようにあります。その下で生きていく人たちの物語。ただ面白いだけでなく、自分にとっての“何でもない日常”とは何かを考えさせられるものになると思います」

観客として見たとき、“役者が(稽古や本番を通して)傷ついている作品”のほうが面白いという向井さん。だからこそ自身が出演するときも「なるべくハードルが高いものをやりたくなる」とか。

「赤堀さんの作品は毎回誰かがすごく傷ついている。今作もきっといい意味で役者や観客を傷つける作品になるはずです」

ハードな状況に自ら飛び込むメンタルは学生時代に身につけた。

「サッカー部の先輩からの指示で毎日約10㎞を走らなくてはいけなかった。それが本当につらくて嫌だったから、自分から率先して走っていました。やらされていると思うより、自分からやっていると捉えたほうが楽だったので」

その発想の転換は、視点を変えることでもあったと分析する。

「走るのは体力や走り負けしないために必要なこと。理不尽なしごきなら多分違う対応だったと思いますが、勝ちたくてやっているなら体作りは大事だと。今後も、『大変かどうか』より、自分に必要だと思うことにどんどん取り組んでいきたいですね」(2019年4月取材)

取材・文/渡部彩香、撮影/渡辺真一


Profile

向井 理

1982年神奈川県生まれ。2006 年俳優デビュー。2010年にNHK 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」出演で注目を集める。最近の主な出演作にドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」「パンドラⅣ -AI 戦争-」「わたし、定時で帰ります。」、映画「小野寺の弟・小野寺の姉」、劇団☆新感線「髑髏城の七人~ Season 風」。出演映画「ザ・ファブル」公開中。「美しく青く」は2019年7月11日(木)からBunkamura シアターコクーンで公演

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