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食の真実!? 「ジビエは天然物」

ジビエは天然物

食の真実!? Vol.22 〈リビング湘南 2018年10月27日号〉

野生のシカやイノシシによる農作物の被害額は年間200億円にも。それら野生動物を捕獲し利用するのがジビエ料理。ジビエ(gibier)はフランス語。狩猟できるほど広大な領地を持つ上流貴族だけが食べられる貴重な食材だったようです。まさに「天然物」。
しかし、日本では捕獲頭数の7%程度しか利用されていません。「寿司はやっぱり天然物に限るね~」と、魚であれば「天然物」は人気なのですが…。
多くの食品に対して天然→自然→安心とイメージがつながるのに、肉類は違います。神戸牛や松阪牛などはもちろん畜産物。ヒトが手間暇かけて育て上げて最上級の肉質を作っていく。「天然物」とは言いません。
この流れ、魚にも波及して近畿大学の養殖マグロは“美味しい”と評判です。身が引き締まった天然物か、脂がのっていて柔らかい食感の養殖物か、好みが分かれるところです。
ジビエはもちろん身が引き締まった天然物。ジビエ料理がもっと浸透していけば、柔らかい食感の畜産ジビエなんてものも出てくるかも…。

シカやイノシシの狩猟解禁は11月15日~2月15日。ジビエの旬が始まります。

◇文教大学 健康栄養学部 教授・笠岡誠一

18kasaoka

【プロフィル】1967年生まれ。博士(農学)。管理栄養士。製薬会社、国立健康・栄養研究所、アメリカ国立衛生研究所を経て、現職。「食」「フード」に関わるさまざまなことに興味を持ち、基礎研究にとどまらず、スイーツ開発、メニュー開発も行っている。

 

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