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メディカル勉強室 なかなか治らない”かかとのガサガサ”原因は「水虫」かも

乾燥と勘違い! かゆみのない水虫に注意

鏡餅のようにカチコチになった足のかかと。ふと気づいたら年中ガサガサで、保湿してもよくならない…。そんな症状は、かかとの水虫(足白癬)の疑いがあります。
水虫とは、カビの一種である白癬菌が皮膚の角層に住み着いて起こる皮膚の感染症。男女ともにみられ、今では日本人の5人に1人がなる身近な病気です。
また、水虫は一般に足がかゆくなると思われていますが、実際にかゆみが出る水虫は全体の10%程度。足裏やかかとの皮膚が厚く硬くなり、ガザガサしたり、ひび割れたりする「角化型の水虫」は、かゆみはありません。そのため、単なる乾燥と思い込み、放置してしまう人も少なくないようです。
かゆみがないからといって放っておくと、症状が悪化して治りにくくなるだけでなく、ひび割れができて痛みが出たり、爪などに感染する可能性もあります。
かかとのガサガサが水虫かどうかは自分で判断しにくいもの。まずは皮膚科を受診し、検査をしてから治療を受けることが大切です。


足に関する悩み・トラブルベスト3
1位かかとの荒れ、2位足のむくみ、3位むくみ

※マイボイスコム調べ(2015年5月1日~ 7日)

※回答者数1万1607人(うち女性5760人)

ガサガサ水虫の症例。軽度の角化が起き、シワの溝が白くなっている(左)、かかとが角化し亀裂(あかぎれ)がある(右)

写真提供:帝京大学医学部附属溝口病院皮膚科 下山陽也先生

冬でも、水虫治療を

水虫は治りにくいといわれていますが、今では薬で根治できるようになりました。
治療では、抗真菌薬の外用薬や内服薬を使って白癬菌を殺菌し、増殖を防ぎます。かかとの水虫のようにひび割れがあるタイプには、皮膚の保湿や保護の面から「軟膏剤」がよく使われます。
白癬菌の特徴として、温度20度以上、湿度60%以上の高温多湿の環境で活発に増殖します。長時間靴や靴下を履いて蒸れる人は注意が必要です。一方、寒くなると活性が低下してくるので、冬場は症状がなくなることが多いですが、白癬菌は死滅していないことがあります。水虫は自然に治ることはほとんどない病気なので、きちんと治すには、皮膚科で適切な治療を受けましょう。

ガサガサかかとや水虫予防のためにできること

水虫は、うつさない、うつされないことが重要です。
白癬菌は皮膚からはがれた角質の中でも生きているため、床やバスマットなどに付着していることがあります。公衆浴場やジムなどに行った帰りは足をきれいに洗う、家では床やバスマットを清潔に保つ、長時間素足で歩かないなどを心がけて。かかとの保湿をこまめにすることも、水虫予防につながります。
また、白癬菌は皮膚の傷や角層の荒れている部位から侵入しやすいので、足への刺激や誤ったフットケアにも注意が必要です。
足の裏は全体重がかかるため、もともと角層が厚くできています。そこに衝撃が加わると、さらに角化しやすくなります。健康サンダルは、足裏を刺激することで角化を促し、かえって水虫を治りにくくしてしまうので避けましょう。
軽石で足裏を削るのも厳禁です。角層に傷がつき、健康な部分にも菌が侵入して症状を悪化させることがあります。
セルフケアで迷ったときも皮膚科医に相談を。適切な方法でガサガサかかとをケアしましょう。

今すぐ足元をチェック

自分の足をチェックしてみましょう。複数の項目にチェックがついたら、あなたもかかとの水虫の可能性があります。

  • かかとのガサガサがクリームを塗ってもよくならない
  • かかとの皮膚が厚くなってひび割れがある
  • 足の爪が白くて厚くなっている
  • ストッキングが破れやすい
  • 家族に水虫にかかっている人がいる
こばやし皮膚科クリニック副院長小林 美和先生

監修
こばやし皮膚科クリニック
副院長 小林 美和先生