芸術家の世界感にじっくりひたれる!東京都内の個人美術館6選
- 2017/03/23 UP!

一個人の収集品または1人のアーティストの作品を展示する“個人美術館”。作者や設立者の美意識が、空間までも満たすかのような館内に身を置き、その世界感に親しんでみませんか。
日暮里
朝倉彫塑館
芸術家の理想と哲学を体感
早稲田大学にある<大隈重信像>など、肖像彫刻を多数制作した朝倉文夫のアトリエ兼住居を美術館として公開する、“谷根千”の住宅街にある「朝倉彫塑館」。1935年完成の建物自体も昭和レトロな魅力がたっぷり。細部にいたるまで工夫を凝らした建物や庭は、作品と調和して見事なアートに。
DATA
◆台東区谷中7-18-10
◆JR、京成線、日暮里・舎人ライナー「日暮里」駅北改札西口徒歩5分
◆TEL 03-3821-4549
◆開館時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
◆休館日 月・木曜(祝日の場合は翌日)
◆入場料 大人500円、小・中・高校生250円
※毎週土曜は台東区在住・在学の小・中学生とその引率者の入館料無料
★6/7(水)まで「特集展示 時代を創った人物4」開催中
「書斎」には美術書以外の蔵書も多数展示
※入館時は靴を脱ぎ、靴下を着用してください
愛猫家の作者ならではの作品が並ぶ「蘭の間」
★Webだけのお得情報!
・発行日から1年間有効の年間パスポート(1000円)はお得!
・ロッカーは設置されていないので注意
・http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/
上井草
ちひろ美術館・東京
懐かしい子ども時代に思いをはせて
水墨画の技法に通じるにじみやぼかしを生かした独特な水彩画で、子どもを生涯のテーマとして描き続けた画家・いわさきちひろ。晩年の22年間を過ごした自宅兼アトリエ跡に開館した「ちひろ美術館・東京」では、ちひろ作品のほか、世界の絵本画家の作品を紹介する企画展も。忠実に復元されたアトリエで彼女の世界にひたって。
DATA
◆練馬区下石神井4-7-2
◆西武新宿線「上井草」駅徒歩7分
◆TEL 03-3995-0612
◆開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
◆休館日 月曜(祝日の場合は翌日)
◆入場料 大人800円(高校生以下無料、65歳以上は100円引き)
★5/14(日)まで「開館40周年記念」Ⅰ/日本・デンマーク国交樹立150周年 ちひろと世界の絵本画家コレクション<わたしのアンデルセン>」開催中
左/いわさきちひろ 花のなかのおやゆび姫 「おはなしアンデルセン」(童心社)より 1965年
右/いわさきちひろ 家並みの前のアンデルセン「わたしの少年のころアンデルセンものがたり」(実業之日本社)より 1967年
草花に囲まれた美術館の庭を眺められる
カフェで一休みを
★Webだけのお得情報!
・「ちひろ美術館 年間パスポート」(2500円)がお得!
「ちひろ美術館・東京」と「安曇野ちひろ美術館」の両館で入館可能。また、両館の絵本カフェで利用できるドリンク券(コーヒーまたは紅茶)が1枚もらえます。さらに、パスポート以外にも割り引きの情報があります。ホームページの「お得な割引情報」をチェックしてからお出かけを!
・http://www.chihiro.jp/tokyo/
桜新町
長谷川町子美術館
日曜夕方のヒロインに
会いに行こう
“サザエさん”の作者、長谷川町子が姉の毬子と共に集めた美術品を、多くの人に見てもらいたいという気持ちから開館したのが「長谷川町子美術館」です。収蔵作品は絵画にとどまらず、ガラス・陶芸・彫塑など多岐に渡り、年に数回テーマに沿ったコレクション展を開催。漫画の原画はもちろん、長谷川町子が手がけた陶芸や水彩なども展示。皆に愛されるサザエさんオリジナルグッズも必見。
DATA
◆世田谷区桜新町1-30-6
◆東急田園都市線「桜新町」駅徒歩7分
◆TEL 03-3701-8766
◆開館時間 10:00~17:30(入館は17:00まで)
◆休館日 月曜(祝日の場合は翌日)
◆入場料 大人600円、高校・大学生500円、小・中学生400円
★4/9(日)まで「収蔵コレクション展 春爛漫」開催中
長谷川町子「町子かぶき迷作集」©長谷川町子美術館
左/サザエさんの暮らす磯野家の間取り模型©長谷川町子美術館
右/スタイリッシュな建物
★Webだけのお得情報!
・「長谷川町子美術館」の売店だけでしか買えないオリジナルグッズもあります
・http://www.hasegawamachiko.jp/
表参道
岡本太郎記念館
今も満ちている
作者のエネルギー
「岡本太郎記念館」は、両親である岡本一平・かの子と暮らし、戦災で焼失した旧居跡に建てたアトリエ兼住居。斬新なデザインの建物は、ル・コルビュジェの弟子・坂倉準三の設計。1996年に亡くなるまで50年近く生活し、万国博覧会の“太陽の塔”や巨大なモニュメント、壁画など、あらゆる作品を制作した場所として、今も彼の情熱が感じられます。
DATA
◆南青山6-1-19
◆東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅徒歩8分
◆TEL 03-3406-0801
◆開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
◆休館日 火曜(祝日の場合は開館)
◆入場料 大人620円、小学生310円
★6/18(日)まで「TARO賞20年 20人の鬼子たち」開催中
自らデザインした家具なども置かれたサロン。等身大人形も!
青山・骨董通り裏、凸レンズ型の屋根を持つユニークな建物
★Webだけのお得情報!
・岡本太郎記念館併設のカフェ「a Piece of Cake(ア・ピース・オブ・ケーク)」にもぜひ立ち寄って!11:00~19:00(L.O.18:30) 火曜休
※カフェのみ利用の場合は入館料不要。ただし記念館の庭に立ち入る場合は入館料が必要
・http://www.taro-okamoto.or.jp/
新宿
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
モダンでロマンチックな女性たち
東郷青児の作品と彼が収集した他作家の作品が収蔵品の核となっている「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」。幻想的で美しい独自の女性像には今も根強いファンが。今年は生誕120年を記念し特別回顧展を開催。初公開作品を含め、大正初期から今も人気のスタイルまでを展示。ゴッホの「ひまわり」やゴーギャン、セザンヌの作品も注目。
DATA
◆新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
◆JR・東京メトロ丸の内線「新宿」駅ほか徒歩5分
◆TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル:美術館利用案内)
◆開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
◆休館日 月曜(祝日の場合は開館)
◆入場料 展覧会により異なります
★9/16(土)~11/12(日)「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」開催
水天宮前
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
独特で奥深い色彩の魅力を味わって
ヤマサ醤油10代目の三男として生まれた浜口陽三は、色版を重ねて刷るカラーメゾチントという独自の銅版画技法を開拓した銅版画家。帰国後の1998年、その技術が作り出す緻密で静かな世界感を持つ作品を収蔵展示する「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」を開館しました。
DATA
◆中央区日本橋蛎殻町1-35-7
◆東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅3番出口そば
◆TEL 03-3665-0251
◆開館時間 11:00~17:00(土・日曜、祝日10:00から、入館は16:30まで)
◆休館日 月曜(祝日の場合は翌日)
◆入場料 大人600円、高校・大学生400円、中学生以下無料
★5/7(日)まで「南桂子銅版画展 花かごを抱えて」開催中
浜口陽三「アスパラガス」1957年
銅版画(メゾチント)
左/らせん階段が印象的な展示室
右/美術館入り口。併設の小さなカフェで「マーブル醤油アイス」(単品400円)も味わって
★Webだけのお得情報!
・併設のカフェのみの利用も可。でも美術館に入館すると、カフェで利用できるCafe150円割引券がもらえます。鑑賞の余韻にひたりながら、ドリンクやスイーツを堪能しては! 営業日・営業時間 は美術館と同様
・「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」には、浜口陽三夫人、銅版画家の南桂子の作品も収蔵されています
・http://www.yamasa.com/musee/
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