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一人一人の小さな行動から始められる「フードロス」対策

  • 2019/06/06 UP!

ニュースなどで目にする「食品ロス」。まずは実態を知って、家庭内の食品ロスを減らすことが節約にもつながります。東京都環境局の取り組みも参考にして。

食品ロス量は

年間 約643万トン

農林水産省によれば、日本全体では1年で東京ドーム5個にぎっしり入る量の食品ロスがあります。実はお店などから出る食品ロスと同じくらい家から出る食品ロスがあるのです。

 食品ロスって何?

 本来は食べられるのに、捨てられてしまう食べ物のこと

直接廃棄、食べ残し、過剰除去の3つがあります。食材や食べ残しをムダにすることのほかに、残留農薬を気にしすぎて除去してしまう“過剰除去”も全体の約2割あるという調査結果も。

家庭の食品ロスの例

子どもが嫌いな食べ物だったので、食べずに捨ててしまった

量を作りすぎたが、次の日外食したので残して捨ててしまった

いつの間にか賞味期限が切れたので捨ててしまった

 なぜ食品ロスを減らしたほうがいいの?

 食品ロスを減らすとたくさんのムダが減ります

食品を作るときに出る二酸化炭素や使用した水。ロスを減らせば地球環境を守ることにつながります。また私たちは生き物の命を“いただいて”生きているので食べ物を大事にしましょう。

大切な自然を守ることにつながります

食べ物を作るときには、水を使ったり地球温暖化の原因である二酸化炭素を出したりします。食品ロスを減らすことが水や二酸化炭素などの量を減らすことにつながります。

無駄なお金を減らせます

無駄になる食べ物を作るときにも買う時にもお金を使っているので、食品ロスを減らすと節約につながります。

食べ物の輸入を減らせます

日本はたくさんの食べ物を輸入しているので、食品ロスを減らすと輸入量が減らせます

 食品ロスをゼロにするためにできることは?

 何ができるかをそれぞれで考えよう

買いすぎない、作りすぎないはもちろんですが、家族一人一人が好き嫌いをせずに、古いものから食べる意識も大事です。不要な贈答品は、おすそ分けや寄付をするという手もあります。

食べきれない量を買わないために

冷蔵庫に入っている食べ物をこまめに確認

買うものを整理してメモを作る

買い物をしている間に気を配る

安いからと買いすぎない

レシピを考えてから買い物する

長くおいしく食べる方法を考える

食品の冷蔵・冷凍方法を正しく知る

冷蔵庫の手前に残り物を入れ、忘れない

過度な健康志向を捨てる

皮や葉を捨てずに調理する工夫を

農薬のリスクなどの情報を得て、必要以上に除去しない

「もったいない」の意識を伝え行動変容のきっかけを作る活動

東京都環境局では、食品ロスやレジ袋の削減、省エネなどの取り組みや行動を通じて、一人一人の「もったいない意識」を高め、消費行動を変えていくことを目的に「チームもったいない」を2018年に発足。現在民間企業、NPO・NGO、自治体、研究機関、サークルなど127の団体が参加しています。参加企業の食品ロスに関する取り組みを紹介します。

取り組み例 1

ロスパンの販売

クアッガ

[rebake]

https://rebake.me/

パンの廃棄を減らすために
積極的にロスパンを販売

“ロスパン”とは発注ミスや売れ残りで、まだ食べられるのに捨てざるを得ないパンのこと。このサイトでは全国の人気ベーカリーの通信販売をするほか、ロスパンを扱っています。ロスパンは冷凍で配送されるのでおいしくいただけます。また、各地で行われるパンマルシェでロスパンが出たときあらかじめ予約した全国の会員に配送したり、収益の一部を食品ロスの削減に取り組んでいる団体に寄付したりしています。

配送はロスパンが出たときのみなので、通常待ち人数が表示される。2~3週間待つこともあるが、翌日に冷凍で届くため、商品の状態はほかのお取り寄せパンとほぼ変わらない

取り組み例 2

2005年に発足

MOTTAINAI キャンペーン

[MOTTAINAI]

http://www.mottainai.info/jp/

レシピ情報からエコグッズの販売、
イベント開催まで幅広い取り組み

日本の「もったいない」の精神を世界中に広めたいと考えたワンガリ・マータイさんの思いを具現化するために発足したキャンペーン。ウェブサイトで再生紙を使用したペンやトイレットペーパーをはじめとするエコプロダクツの販売を通じてケニアの植林活動の支援を行うほか、エコに関するレシピやライフスタイルのアイデアを発信、各地でフリーマーケットなどのイベントを開催。

「MOTTAINAIレシピ」では大根、もやし、白菜など余らせがちな野菜を長持ちさせる保存方法や、使い切りレシピを紹介。野菜をゆでずに冷凍する方法がたくさん

取り組み例 3

社会貢献型フードシェアリング

グラウクス

[KURADASHI.jp]

https://www.kuradashi.jp/

賞味期限の近い商品を特価で

飲料やレトルトなどの食品を中心に、販売終了商品や季節商品、賞味期限間近の商品を最大97%オフで販売。本来廃棄されてしまっていた商品を販売し、”もったいないを価値へ”変えていくサービスです。購入金額の一部は世界の食糧問題の解決に取り組むNPO法人などに寄付される。今後はオフラインでも購入できる場の提供や、農家の未収穫産品の収穫支援などの取り組みを予定しています。

賞味期限の約1カ月前から数日前など580社以上が並ぶ。セット販売が中心なので職場などでシェアするのもおすすめです。また、支援先は複数あり、選択することも可能

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