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【広尾】山種美術館特別展「花・Flower・華-四季を彩る-」百花繚乱

特派員No. 644
アクアマリンさん

山種美術館 広尾開館10周年記念特別展「花・Flower・華-四季を彩るー」花の絵画展開催

山種美術館では、広尾開館10周年記念特別展「花・Flower・華-四季を彩るー」を4月6日(土)から6月2日(日)まで開催いたしました。
日本の四季折々に咲く花々。万葉の昔から日本では季節ごとの花を詩歌に詠み、文学に語り、絵画に描いてきました。

武井_花 Flower 華 四季を彩る チラシ表面校了データ

広尾開館10周年記念特別展「花・Flower・華-四季を彩るー」ご案内(山種美術館)

※本展は終了いたしました。

本展では、江戸時代から近代・現代を代表する日本画家たちによる花の絵画約60点を展示。酒井抱一《月梅図》、横山大観《山桜》、上村松園《桜可里》、小林古径《白華小禽》、菱田春草《白牡丹》、奥村土牛《木蓮》、山口蓬春《梅雨晴》、荒木十畝《四季花鳥》、牧進《明り障子》など移り変わる季節ごとの自然美を捉えた花の絵画の優品が数多く展示されています。百花繚乱。花の絵画展に足を運んでみませんか。(※以上の絵画は全て山種美術館蔵)

満開の会場 柔らかな香りに包まれるような雰囲気を感じる名品の数々

最初に出会うのは、江戸時代、琳派の絵師・酒井抱一《月梅図》。左下から上に向かって枝を伸ばす白梅。それに寄り添うように紅梅。背景に金泥を外側に施したほのかな月影。江戸時代、香りの強い梅は夜も鑑賞されたようです。梅の香にふと見上げた一瞬の構図、両手で月を包み込むように伸びる梅の枝。梅は琳派が好んで描いたモチーフでした。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

酒井抱一《月梅図》19世紀(江戸時代)(山種美術館)

ゆったりとうねるような丘の上に咲く山桜。風雪に耐えたくさんの花を咲かせてきた歳月を感じさせる横山大観《山桜》。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

横山大観《山桜》1934(昭和9)年(山種美術館)

大観は「写生の真意は、表現せんとするものの、具象的な形態を真実に再現するのではない。その物象の性格と環境と雰囲気とを研究探明してその裏にひそむ物の性霊を表現するにある。」(『アトリエ美術大講座 日本画科 第1巻 基礎学』アトリエ社1936年)としています。語りかけるようにしなる山桜の枝。桜の内に宿る生命の息遣いが感じられる作品です。

大輪の見事な花から小輪の小ぶりの花まで色も種類も豊富な牡丹。原産地の中国で「花王」「花神」「富貴花」と称されたとか。菱田春草の《白牡丹》は、「花王」と称されるのにふさわしい大振りな白い牡丹と、その上に白い蝶が可憐に舞う姿が描かれています。本展で1点のみ撮影可能とされている作品です。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

菱田春草《白牡丹》1901(明治34)年頃(山種美術館)

美人画を得意とした上村松園の《桜可里》。お花見でしょうか。前を歩く女性は着物の裾をツイと持ち上げ、足取りも軽やかです。後ろの女性の手には手折った桜の枝が。二人の楽しげな女子トークが聞こえてきそうです。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

上村松園《桜可里》1926-29(昭和元‐4)年頃(山種美術館)

小林古径《白華小禽》。初夏の泰山木。厚みのある白い花弁、しっかり描かれた濃い緑の葉、瑠璃鳥の鮮やかな青色が白い花弁を引き立たせます。小林古径が好んで描いたモチーフです。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

小林古径《白華小禽》1935(昭和10)年(山種美術館)

山種美術館創立者・山﨑種二が無名の頃から見出し支援してきた画家・奥村土牛《木蓮》。「描く前に、鳥なら鳥、花なら花にしみじみとした「愛」と「画心」を覚えて、その気持ちでもって描いて行けば技巧の上で稚拙であっても、いい味わいのものが出来る」(「写生のことなど」『塔影』10巻11号 1934年11月)と語っています。その言葉をそのままに土牛は何度も絵具を塗り重ねて描いたそうです。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

奥村土牛《木蓮》1948(昭和23)年(山種美術館)

山口蓬春《梅雨晴》。紫陽花の微妙な色の変化を画面下の蕾から右上の薄紫の大きな花房へ、視線が移るように描いています。薄曇りの空を背景に、しっとりした梅雨の空気感を感じる作品です。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

山口蓬春《梅雨晴》1966(昭和41)年(山種美術館) ©公益財団法人 JR東海生涯学習財団

酒井抱一《菊小禽図》。白、黄色、赤の菊の花弁は一枚一枚しっかりと描かれ存在感があります。葉は、たらしこみの滲みを生かした技法で描かれており、より菊の花を際立たせています。茎に小鳥が一羽。その反動で花が揺れる瞬間を捉えています。琳派の絵師・酒井抱一の絵は時として、一瞬のシャッターチャンスを捉える写真のような画面を見せてくれます。

※本展終了のため画像の掲示は終了いたしました。

酒井抱一《菊小禽図》19世紀(江戸時代)(山種美術館)

「美を通じて社会、文化のために貢献」する山種美術館

山種美術館は、山種証券(現・SMBC日興証券)の創業者・山﨑種二(1893年~1983年)の個人コレクションをもとに1966(昭和41)年7月、東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館。2009(平成21)年10月1日渋谷区広尾へ移転・新築してあらたに開館。令和元年となる2019年10月1日に10周年を迎えます。

種二は、「美術を愛好される方も、またこれまであまり縁のなかった方にも広く日本画の良さを味わって頂けたらというのが、実は私の願いなのであります」という言葉を残しています。

また「絵は人柄である」として横山大観、上村松園、川合玉堂ら明治・大正・昭和の時代に活躍していた画家と交流を深めながら作品を蒐集。奥村土牛のような将来性があると見込んだ画家も支援しています。

2代目館長・山﨑富治(1925年~2014年)を経て2007(平成19)年より3代目館長に山﨑妙子氏が就任。日本画の素晴らしさを世界に発信し、未来へ繋げて行く活動を続けています。

花の絵画 江戸から明治・大正・昭和、そして平成へ―咲き続ける美の系譜

明治時代、西洋文化が様々な分野で日本に入ってきた文明開化の時代。本格的に西洋画家を志す日本人も増えました。そのような中で、日本画壇は横山大観をはじめ、上村松園、菱田春草、奥村土牛、荒木十畝、山口蓬春、など多くの日本画家を輩出。明治、大正、昭和、そして平成へと日本の美を紡ぎ続けてきました。

大観の「写生の真意」「裏にひそむ性霊」は、江戸時代以前からある人々の信仰心、全ての命に仏性・神性を見出す心を思い起こさせます。その心が近代・現代へ続く日本の美の系譜となり、会場を彩る満開の花の絵画展となりました。目に映る花の姿を描きつつ、目に見えない生命の真なる姿を描こうと画家たちが「愛」と「画心」で情熱を傾けた名品に出会える展覧会です。

Cafe 椿のオリジナル和菓子で花の名画を味わう

山種美術館1階エントランスのスイーツなどが味わえるCafe 椿。速水御舟《名樹散椿》【重要文化財】(山種美術館)から名付けられたそうです。展覧会ごとに出品作品からモチーフを選び、青山の老舗菓匠「菊家」に特別オーダーした和菓子がいただけます。

今回は、小林古径《白華小禽》をモチーフにした「花香る」を金箔茶とともにいただきました。初夏らしい萌黄色に白い花の和菓子はほんのりと甘く絵のイメージをさらに広げてくれるようです。

和菓子メニュー 小林古径《白華小禽》泰山木をモチーフにした「花香る」 1個\510-
その他の和菓子、ドリンクメニューはこちら↓↓↓
http://www.yamatane-museum.jp/upload/cafe190331.pdf

武井_山種美術館_」お茶セットメニューs-IMG_8040_02

お茶セット(和菓子1個+お茶) \1,000- お抹茶セット(和菓子1個+抹茶)\1,100-

こちらはカフェのみの利用も可(営業時間 10:00-17:00、休業日 美術館の休館日に準ずる)。美術鑑賞のあとはCafe 椿で名画を味わってみてはいかがでしょう。

※本展終了のため新しい和菓子のご提供となります。詳しくはお問合せください。

山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/
○山種美術館 広尾開館10周年記念特別展「花・Flower・華―四季を彩るー」
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/flower.html
期間 4月6日(土)~6月2日(日)迄(本展は終了しました。)
主催 山種美術館、朝日新聞社
開館時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日
○入館料 一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。
[お得な割引サービス]
きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
リピーター割引:本展使用済み入場券(有料)のご提出で会期中の入館料が
団体割引料金となります(1枚につき1名様1回限り有効)。
※リピーター割引は、同一の展覧会を2回目以降にご覧いただく場合に有効。
他の展覧会の入場券はご使用いただけません。
※ 複数の割引の併用はできません。
○住所 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
○お問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル) 電話受付時間 8:00-22:00
○交通 JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分
JR・東京メトロ恵比寿駅西口前より都バス(学06番 日赤医療センター前行)
広尾高校前下車 徒歩1分
渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番 日赤医療センター前行)
東4丁目下車 徒歩2分
http://www.yamatane-museum.jp/access/
ミュージアムショップ  展示スペースの間にあり鑑賞中も立ち寄りが可能
営業時間 10:00-17:00  休業日 美術館の休館日に準ずる
学芸員によるギャラリートーク
「【山種美術館 広尾開館10周年記念特別展】 花・Flower・華 ―四季を彩る―」
見どころのご紹介
日時 2019年5月22日(水)10:30~(所要時間約40分、1回のみ)
解説 山種美術館学芸員
定員 25名様(先着順)
※事前予約は受け付けておりません。
但し、ギャラリートークの受付は、混雑防止の為、
当日9:50よりロビーにて整理券を先着25名様に配布致します。
(整理券はお1人様1枚に限ります。)
集合場所 当日山種美術館1階ロビー集合
参加料 無料(但し、当日有効の入場券が必要)

開催中展覧会
山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 「生誕125年記念 速水御舟」
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/
2019年6月8日(土)~8月4日(日)
※会期中、一部展示替えあり(前期: 6/8-7/7、後期: 7/9-8/4)
休館日 月曜日[但し、7/15(月・祝)は開館、7/16(火)は休館]
主催 山種美術館、日本経済新聞社

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はHP等で最新情報の確認をしてください

この記事を書いた人特派員No. 644 アクアマリン
美術館めぐりと声楽が趣味です。古今和歌集などのいにしえの歌人の歌や、歴史に関わる古文を原文で読みたくて書道を始めました。写真を撮るのも好きで、季節の花が咲く公園や、旅先で一眼レフは欠かせません。出かけた先で気になるお店を見つけたときは必ずチェックしてます。

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