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公正証書遺言の後の自筆遺言は有効?

Q公正証書遺言の後の
自筆遺言は有効?

公正証書遺言を作成して亡くなった父が、作成後、その遺言で私に相続させるとした株を売却して代金を使い、また自筆でこの遺言と異なる内容の遺言を作っていました。株の売却や自筆の遺言は有効でしょうか?(中野区/ T さん)
A
まず、公正証書遺言を作成しても、遺言者はいつでも遺言の方式に従ってその全部又は一部を撤回することができます。公正証書遺言よりも簡易に作成できる自筆証書遺言でも撤回可能です。
そして、遺言後に、遺言者が遺言と抵触する内容の生前処分等をした場合や、遺言と抵触する内容の新たな遺言をした場合には、抵触する部分については、前の遺言を撤回したものとみなされます。
したがって、お父さまがあなたに相続させるはずだった株を売却して代金を使ってしまった場合、それは遺言と抵触する生前処分に当たり、その部分について公正証書遺言を撤回したものとみなされますので、株の売却は有効です。
また、前の公正証書遺言と異なる内容の自筆証書遺言が作られた場合、抵触する部分は前の遺言を撤回したものとみなされ、後の遺言が優先されることになります。そのため後の自筆証書遺言は有効となります。

弁護士・中村雅男さん
弁護士法人中村綜合法律事務所代表。15人の弁護士が所属。民事・家事相続・交通・刑事・商事・労働・行政・知財等や法律相談業務を扱う。平成25年にはほがらか信託株式会社を設立。高齢者の財産管理等の信託業務を展開

弁護士・中村雅男さん

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